東奔西走(3)
2008年02月26日(火)
ども、町長です。
今回は、東奔西走(2)の続きです。
GTランプワークコンテスト金賞作家さんのPlumeriasさんと別れた後、金山駅コンコースを通って駅の北側へ抜けます。
夕刻になり一層風も冷たくなってきました。さきほどの街頭演説も撤収作業に入り、配られていたビラが風に舞っています。
本日の最終ミッションは、『今日こそ作家の桑原結子さんにお会いするのだ!』であります。
去年に伊丹市立工芸センターの「グラスクラフト トリエンナーレ 2007」で初めて作品を拝見し、ぜひともお会いしたいと思いつつ日は過ぎ、時は流れ...
先の「インターナショナル ランプワーク フェスタ 2007 」に行った際もタッチの差でお会いすることは出来ませんでした。
その後もどうしてもお会いしたく、名古屋行きが決まった時点で今日がチャンスと心に決めておりました。
しかしながら、お約束していても時間的な関係でご迷惑をおかけするかもしれないので、アポなし突撃訪問と相成った次第であります。
うーん、もしかしてその方が迷惑?
工房までの地図も印刷し、抜かりなく事前調査済みです。
金山駅からツツーと北上し、名古屋高速都心環状線の下をくぐった先の東本願寺名古屋別院の北辺りに、目指すガラス工芸スタジオ「ザック・リ ハウス」はあります...というか、あるはずです。
それにしても立派ですねぇ、東本願寺名古屋別院。
ちょっと中を拝見したかったのですが、ちょうど閉門の時間でした。残念。
あ、そんなことしてる場合じゃないよ、この辺りだよ、この辺りということで職員と2人、辺りをキョロキョロしながら路地に入ります。
(怪し過ぎ...)
「ザック・リ ハウス」のウェブサイトにも書いてありましたが、この辺りは古くからの門前町ということで結構風情があります。ふと京都の路地に迷い込んだような錯覚を覚えます。
ウロウロキョロキョロと歩いておりますと...あれ? さっきの道に戻っちゃいましたよ。
住所からいうと確かにこの一角のハズなのですが...
うーむと唸りながら空を見上げますが、建設工事現場のクレーンが寒々しくそびえ立つのみであります。
ということで、怪しい2人連れは同じルートを今度は目を皿のようにして進みます。
と、道からちょっと入ったところに、酸素ボンベ発見!
うむむむむ~、と小道に入って近づいてみますと...ありました!!
扉や窓のガラス越しに暖かい光りが路地に漏れてきていて、すごくいい感じです。
ごめんくださーい、とお邪魔したところに出てきてくださった女性が桑原結子さんでした。
うれし~。
とても明るくて気さくな方で、作品の制作中だったのではないかと思うのですが、突然押しかけてきた上に図々しく上がりこんだ我々に、ガラスのお話を聞かせて下さったり作品を見せて下さいました。
余談ではありますが、桑原さんの名刺がまたかっこいいのであります。
机の上は散らかってるので写らないようにお願いします...とおっしゃってましたが、私も職員も仕事場の机の上の起伏はかなりのものなので全然驚かないのであります。というか、散らかっているとも思えないのでありますが...
バーナー用のバルブや配管が結構ツボにはまりました。うーむ、かっこいいです。
それでもって、すごく居心地がいいです、ココ。
工房に居られないときも結構あるそうで、アポなしでお会いできた我々はとてもラッキーだったようです。
突然の訪問、誠に申し訳ありませんでした。
今日は、3人の作家さんとお会い出来てとても充実した一日でありました。
ああ、そういえば朝の富士山...あれは成功の暗示だったのかもしれないなぁ...とかなんとか思いにふける夜の名古屋は金山駅前でありました。
あ、桑原さんに「ザック・リ ハウス」の名前の由来訊くの忘れてた...
[ガラス工芸工房ザック・リ ハウス]
http://zackrihouse.zacknet.jp