とんぼ玉体験学習

町長

ども、町長です。
またGTコンテストが開催されます。今度で3回目ですね。
みなさん、どしどしご参加ください。

えー、ご報告が遅れましたが先月の24日振替休日に姫路市埋蔵文化財センターというところで「ガラスの体験学習(トンボ玉)」なるものがありまして、実はわたくし小学生の付き添いという形で参加してまいりました。というか、職員の方にお任せして横で写真を撮ってただけですが...(^^;

10時過ぎにセンター到着。小雨がパラパラの生憎のお天気であります。
開始までには少しばかり時間がありましたので、「渡来人の考古学」なる出土品の展示を見学します。
なるほど、トンボ玉も展示してあります。

体験学習は小学生以上ということでしたが、参加10組のほとんどが小学生+保護者という感じでした。まあ10組だけではありますが、なかなか人気で抽選だったそうであります。

最初にトンボ玉に関する考古学的見地からのお話しや作り方についての説明があります。考古学で言うところの「トンボ玉」は紋様的に狭い範囲で用いられるそうです。なるほど。
その後、出土品のトンボ玉の展示を見学してから制作にかかります。

離型剤は巻き取り棒にスタンバイ済みで、防護眼鏡を装着していざスタート。
高いところからガラス棒を温めながら徐々に溶かしていきます。

ガラスを溶かすのも初めてなので、当然ながらメチャクチャ緊張しております。
ガラスの色が変わってきたところで、巻き取り棒を温めて溶けたガラスを巻き取ります。

大体の形を整えて模様用ガラス片をペタペタと埋め込んだら、あとはグルグルまわして形を整えます。

名札をつけて除冷剤に挿したら完成。
同じようにもう1個作ります。
2個目のほうが若干慣れてきてますが、やはりおへその成形は難しいようです。まあ当然ですな。

ゆっくりと冷やしてる間にお昼ご飯。

昼からは組みひもの制作であります。先ずはビニールの荷造り紐を使って練習です。
で、慣れたら3本の糸で組みひもを作ります。

冷えた玉を水につけて棒から外し、職員の方に助けてもらいながら紐を通してゴシゴシと穴のお掃除。

先ほどの組みひもを通してトンボ玉ストラップの出来上がり。

出来栄えはともかく、火を使ってガラスを溶かすという緊張感で、完成後の喜びもひとしおの様であります。

姫路市埋蔵文化財センターでは初めてのトンボ玉教室開催だったそうですが、職員の方々がとても優しく丁寧に教えてくださり、参加者みんな楽しそうでした。何といっても『埋蔵文化財センター』ですから「昔の人はどうやって作っていたんだろう?というように太古に思いを馳せるきっかけになれば...」ということのようですが、「探せばトンボ玉の工房がありますので、興味を持った人はそちらでちゃんと教えてもらって下さいね」とおっしゃっていたように、確かにバーナーワークを始めるきっかけにもなり得ますなぁ、これは。

ということで、姫路市埋蔵文化財センターの職員の皆さん、大変お世話になりました。

2015/11/20 12:14 Update