東奔西走（１）
2008年02月20日（水）
明けやらぬ ねざめの床に 聞ゆなり
まがきの竹の 雪の下をれ
ども、先日フラっと電車紀行を満喫してきました町長です。
コンテストの結果発表前日、17日（日）は東京マラソンの開催日でありますね。
私にはまーったく関係ありませんが、今回バナナは足りたのでしょうか？
ゴールは私も先日お邪魔した聖地・東京ビッグサイトのようです。
過去記事参照
というような話は置いときまして、この寒い時期のもっとも冷え込むであろう時間帯の早朝5時半、夜も明けやらぬ真っ暗な街道に私を待たせて遅れて来た職員と一緒に、[姫路]6時発の上り新幹線に乗り込みます。
いやいや、嫌味は一切含んでないから気にしないでくれたまえよ。
それにしても、4時起きの身体に新幹線の車内販売の温かいコーヒーがうれしいです。
さてさて本日の電車紀行における任務は3つ。
2つは大丈夫だと思うのですが、あと1つは時間的に可能ならば...ぜひ！という感じです。
とりあえず最初の目的地は[新横浜]なんですが、さすがにこの冷え込み、途中かなりの降雪模様です。
途中、関西人が新幹線で東京に向かう際のメインイベント（って勝手に決め付けてる）富士山撮影タイム。
お、今日は電柱が被らずに撮れました。
しかしながら、雪で遅れても十分に早いですね、近頃の新幹線。
様々な利便性の裏で犠牲になっているものとか、日本において所謂文化的生活を維持する為に支払っている目に見えない代償について我々はもう少し自覚的でなければいけないのかもしれないね...とかなんとか語らっているうちに[新横浜]到着です。
ここから市営地下鉄で[横浜]、再びJRで[辻堂]へと向かいます。
「駅探路線図」
http://www7.ekitan.com/
によりますと、「辻」は十字路を意味し、四辻にお堂があったことにちなむそうです。
なるほど、こういう地名・駅名は味があって良いですね。最近出来た駅の名前なんかはカタカナだけで構成されてたりしてなんともしっくりきません。
歳でしょうか？
辻堂のひと駅向こうは[茅ヶ崎]なんですが、茅ヶ崎・湘南といえば桑田佳祐しか思い浮かばないですしね...
途中、お腹が減っちゃって力が出ない私はホームで崎陽軒の月餅（桜餡）を食します。
今日もアンパンマン同伴じゃないのでしょうがないですね。
甘ーくて、淡いピンクの桜餡がなんともいえず美味です。
[辻堂]に着いたのは午前10時過ぎ。
向かうはガラス工房＆ギャラリーの『FUSION FACTORY』。
そう、先日ギフトショーでお会いしたガラス工芸家ノグチミエコさんの主催される吹きガラス工房です。
工房に向かう途中、龍の刺繍の入った服を着たワンちゃんとすれ違います。
うーん、何かよく分かりませんが流石です。
駅から徒歩15分くらいで到着。
なんかオシャレ－な感じの白い建物に若干たじろぐ私と職員。
1階が工房になっていて、2階がギャラリーになっているようです。
ホームページによると2008年工房移転予定（藤沢市内予定）らしいです。
http://www.fusionfactory.jp/
工房を少し見せていただいた後、ギャラリーでノグチミエコさんから色々とガラスのお話を伺います。
とても気さくで魅力的な女性でお話も大変楽しかったです。
え？これ「吹き」なんですか？というような作品もあったりしてびっくり。
風俗文化的な違いもあるかもしれませんが、見識の浅い私にとっては技法に関係なく単純にガラスで創られた作品の美しさに魅入ってしまいました。職員も同じことを感じたらしいです。
お邪魔している間にも何度かお客様が来店されまして、出来るだけ目立たないようにはしたいのですが、何と言ってもむさくるしい男の2人連れ、素敵な作品が展示されたギャラリー内では否が応でも浮きまくりです。お客様からすれば、さぞかし挙動不審な2人組だったのではないかと思います。
これってもしかして、営業妨害スレスレですかね？
職員とアレがいいコレがいいと作品を色々見せていただいているうちに時間は過ぎ、お礼を言って外へ出て時計を見ると、なんと午後1時...
やっぱりスレスレじゃなくて営業妨害確定ですね。
うーむ、それにしても予定がいきなり遅れ気味ですね。
足早に辻堂駅へ向かいながら、3時頃ということでお約束していた作家さんに「ごめんなさい」の電話をかけます。
次の目的地は...西へ戻った愛知県は名古屋市。
西へ向かうということで「東海道中膝栗毛」っぽくなってきました男２人旅。
急げ、急げと次回へ続く。
