タイムスリップと赤いサル

町長
えー、15年ほど前に上映された『12モンキーズ』という映画をご存知でしょうか?
テリー・ギリアム監督で、ブルース・ウィリスが主演でブラッド・ピットも出てました。
タイムトラベルを題材にした、なかなか脚本の面白い映画で、確かブラッドピットが助演男優賞か何かを受賞したのではなかったかと思います。

ども、町長です。
先日、奈良のとんぼ玉・グラスビーズショップ「Jubee」さんにおじゃまして参りました。
なら工藝館のすぐ近くにあります。

「Jubee」
http://www.glass-jubee.com/



素敵な店構えは、町家の並ぶなんとも風情のある町並みに溶け込んでいます。
店内は決して広くはないですが、さすが国内外の100人を超える作家さんの作品を取り扱っておられるだけあって、とても濃い内容の作品たちがぎゅぅーっと詰まった密度の高いディスプレイとなっております。
作品購入で訪れた場合は、恐らくかなり時間をかけて品定めをすることになることでしょう。

相変わらず図々しく、嫌がる美人店長さんにも無理やり写真に入っていただいて、パチリ。

お邪魔しました~


「Jubee」さんのある「ならまち」界隈には和風スウィーツが頂ける喫茶もあちらこちらにあり、ブラブラ散策するのも楽しそうです。

まちを歩いていて気になるのが、(「Jubee」さんにもぶら下がっていた)軒先につるされた赤いお人形です。
以前こちらでも話題にした岐阜県飛騨地方の「さるぼぼ」にちょっと似てるんですが、一本の紐に赤いお人形が連なって縛り上げられたようにぶら下がっている様子は、なんとも不思議な感じです。
タイムスリップしたかのような古い町並みと併せて、12モンキーズの赤いサルのマークを思い出します。

途中、「奈良町資料館」というところで、ぶら下げられた人形の由来が判明いたしました。

ならまち庚申堂の「身代り申」というそうで、人の災難や病気などを変わりに受けてくれることからそう呼ばれるようになったそうです。
京都には「八坂庚申堂のくくり猿」なんてのもありますし、どれも赤いお猿さんということで民俗学的考察を進めれば何かあるのかもしれませんが...まぁ、いっか(笑)

帰りに寄った奈良漬のお店で奈良漬サブレなるお菓子を発見。

試しに買って帰ったのですが、なかなか独特の味わいでして、チーズ系のコクのある風味が特徴のサブレでした。
味は食べた人によって賛否両論。
気になる方は買って食べてみてね。

2015/11/20 12:14 Update