雨ニモマケズ

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

去年発売された雑誌「CUT」VOL.234は表紙に「独占・宮崎駿」と大書され、宮崎駿の22ページにもわたるインタビューが掲載されていたようです。

「株式会社ロッキング・オン」
http://rock-net.jp/

残念ながらそれは読んでいないのですが、実は1990年発行の「CUT」創刊号でも渋谷陽一による宮崎駿のインタビューが掲載されていました。「魔女の宅急便」が公開された後ぐらいでしょうか。
表紙には「宮崎駿」の「み」の字もありませんが...

そのインタビューの中で、彼は「偉い人」として宮沢賢治を挙げ、「僕は回復可能なものしか出したくない。本当に愚かで、描くに値しない人間を描く必要はないです。」と言っています。

町長
ども、町長です。

4月も21日は東寺の弘法さんへお出かけしてまいりました。

写真は先の記事[灯油バーナーゲットだぜ]でも書きました山陽自動車道三木サービスエリアのスターバックスです。遠目から見る限りではドッグカフェの証なるものは見当たらないのですが、既に営業しているようであります。

でもって移設されましたキティちゃんの自動販売機ですが、周囲の工事用フェンスは撤去されておりました。

自動販売機へのアプローチとして専用通路(?)が敷設され、飲料メーカーへの最大限の配慮が伺えます(ということにしておこう)。
今まで気づきませんでしたが、近づいてよく見ますと中々しつこい...失礼、念入りなデザインです。

今日は今のところ雨は降っていませんが、天気予報でも下りのイマイチなお天気。
曇天を背景に黒い緑の向こうに佇むフクロウペンギンも、隅っこに心なしか暗い顔で写ります。

東寺には10時ごろ到着。
お天気のせいでしょうね、わたくし未体験の人の少なさであります。

というか、出店自体が少ないです。

しかしながら、礒野さんはいつもの場所にいつもの様に...

楽しみに来てくださる方があるからには...ということでしょう。
宮沢賢治「雨ニモマケズ」の一節を思い出します。

いつもと違うのは、展示スペース。
作品を並べるスペースをコンパクトにして、眺めるお客さんがテント下に入れるようにしてあります。

内側の居住スペースが狭くなっちゃうんですが、それよりも雨が降り出した時のことを考えての配慮なのでしょう。
ニクイ心遣いです。


サバヲさんが居られませんが、辺りの散策にお出かけされている模様。




いつものようにサバヲさんのパンダ玉を確認して他の作品を見ていたところ、
「これ、もう見られました?」
とコッソリおねいさんが教えて下さったのはこちら。

ひっくり返したらこんな柄がっ...!!

「教えたらダメ」って、あの~礒野さん、もしかして何か試されてますかぁ?

30分ほどの滞在ですが、しっかりとサバヲさんのパンダちゃん達だけはゲットして礒野さんちを離れます。
お邪魔しました~。


東寺ではただいま(5月25日まで)「春期特別公開」だそうで、拝観料をお支払いして五重塔・金堂・講堂を観て回ります。
拝観料は800円なり。
宝物館や観智院とセットになったお得なセット料金もございます。
内部は撮影禁止で写真はございませんが、立派な仏像の数々はかなり見ごたえがありました。

「東寺」
http://www.toji.or.jp/


ぜんざいを頂いて池のかえる(本物じゃないですよ)にさよならして帰路に就きます。

実は境内に礒野さんのと思しき車があったので、かえるの絵でも落書きしようかと思いましたが、万が一間違ってたら大変なので自重しました。
あ、こんな車も停まってましたよ。

倉敷の「倉敷山陽堂」さんの車です。
倉敷に遊びに行くとお店の前を車で通ったりするのですが、屋根の上にビクターのワンちゃんがいっぱい並んでて目を引きます。

「倉敷山陽堂」
http://www.sanyo-do.com/

ところで...

先のインタビューの中で、宮崎駿はこうも言っています。

「例えば子供がある肯定的なものに出逢った時に─それは作品ですよ─こんな人居ないよとか、こんな先生居ないよとか、こんな親居ないよって言っても、その時に、『居ないよね』って一緒に言うんじゃなくて不幸にして君は出逢ってないだけでどこかに居るにちがいないって僕は思うんです。」

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

と思えることが「回復」に繋がるということでありましょうか...
天気予報どおり、その後の京都は雨でした。

2015/11/20 12:14 Update