負けても、いいのです。
2014年03月25日(火)
ども、町長です。
21日は京都東寺の弘法市に行ってきました。
例年3月の弘法さんは大賑わいの弘法さんなのですが、この日はあいにく荒れ模様のお天気で、気温もかなり低め、時折あられ混じりの雨までふってきて、人出も例年に比べ少なめでした。
とは言え、それでも弘法さんこの賑わいです。
多鹿さんの新作は、ウミウシシリーズの新種です。
4月8日~20日・毎年恒例のふく蔵で、とんぼ玉ガラスアクセサリー展を開催されます。
小泉さんは、細かい細工の作品が増えてきました。
ついでに、礒野さんジャンケン必勝方を教えていただいたのです。
そうして臨んだジャンケン大会です...
この日の礒野作品は、復帰後初の大物、記念すべき第一作目となる「蛙海のカケラを抱く」一作品です...
と聞いていたのですが、あれっ礒野さんのポケットから「ヘビイチゴのステガちゃん」が出て来ました。
このステガちゃん、実は向かって左側にポンテのシッポ跡が可愛く残っているのです。
2年ほど前にフィニッシュ寸前で、巻き棒から落ちてしまったのをポンテを使ってカバーしたもので、礒野さんが手元に残していたそうです。
いつもどおり10時には10名を越す参加者で賑わいます。
そうして、最初の関門「少ないもん勝ち」ジャンケン!
続いて普通のジャンケンとなります。
この「少ないもん勝ちジャンケン」は、人数が多くなると登場します。
以前12名でジャンケンになった時に延々30回くらいして勝負がつかず、結局グループ分けしてやり直した事がありました。
調べてみると12名だと30回で決まる確立は50%程度、60回やればそれでも75%くらいだそうです。
こうした、経験を踏まえながら現在採用される事となった「少ないもん勝ちジャンケン」なのです。
勝敗は時の運と申しますが、非情にも今回「蛙海のカケラを抱く」の勝者は、いつもいつもいつもの強~い方なのです。
さらに、無情と申しますか、「ヘビイチゴのステガちゃん」の勝者も、いつもいつもいつもの強~い方なのです。
ここで、控えめな一人の(勿論、負けた)少女が、うなだれて、うちひしがれて帰りかけたときです、いつもいつもいつもの強~い方は、何の躊躇もせず「蛙海のカケラを抱く」をお譲りになったのです。
寒空なのに、暖かい気持ちになりましたよ。
ジャンケン大会が終わってしばらくして、礒野さんを訪ねてフランスの方がやって来られました。
カタコト英語のフランス人とカタコト英語の日本人が、カタコト英語でガラス談義です。
はたして、通じるか...
通じたようです。
ちょっと、いいお話がたくさん詰まった弘法さんでした。