関東平野ガラスの旅（２）
2008年04月13日（日）
ども、町長です。
前回に続き、関東平野ガラスの旅です。
「Otonari工房」吉田綾香さんとお別れし、ここからはギャラリー巡りとなります。
昼食にはちょっと早いので、早速次の目的地へ向かいます。
次に向かいますは渋谷を経由しまして地下鉄銀座線の外苑前であります。
明日4月8日まで南青山の「ピガ画廊」さんでノグチミエコさんの個展が開催されているのですね。
「ピガ画廊」
辿り着いた「ピガ画廊」さんでは、想像上の花や植物をイメージしたオブジェの作品展ということで、摩訶不思議な空間が創出されておりました。
花が活けてあるんだけれども、ガラスです。
鉢植えが置いてあるんだけれども、ガラスです。
植物標本が掛けてあるんだけれども、ガラスです。
何だか、どこか遠いところにある星のお花屋さんに居るみたいな不思議な感覚を覚えます。
なんだかんだで、1時半頃までお邪魔してしまいました。帰ろうとしたところ、近くにガラス専門のギャラリーが在るという情報を入手。早速道順を教えていただきます。
色々と、ありがとうございました。
ちょっと雨がパラパラしてきましたね。
何とか晩までもってくれれば良いのですが...
「ピガ画廊」さんを出て赤坂消防署の角を曲がり、霊園横を通って外苑西通りを渡ります。
オシャレな町並みが続きますね。2時頃、青南小学校道向かい、「FROM-1st」2Fの「GLASS GALLERY KARANIS」さんに到着です。
30分ばかり、ギャラリーの方にお話を伺ったりしながら作品を拝見します。
ちょうど、「香水瓶展」が開催されていましたが、香水瓶以外にも素敵なガラス作品が沢山展示されていました。
「トンボ玉とその装飾品展」なんていうのも開催されていたようです。色々な企画展をされているようですので、興味のある方はホームページをご覧下さいね。
「KARANIS」さんを出た後、地下鉄の表参道駅まで歩きます。
お腹が減ってきましたが、ちょっと時間がおしているので我慢ガマン。
渋谷で乗り換えて東急東横線祐天寺駅へ。
駅近くのギャラリーで「動物園◎日和展」なる展示会を9日までやっているハズでありまして、先日の「まつぼっくりとその仲間たち 66人展」で作品を拝見した「ガラス工房 ひとつ星」野村洋子さんも参加されているハズであります。
とても個性的で魅力的なガラスの生き物を作られる作家さんであります。
駅前のロータリーからちょっと入った商店街に在るギャラリーcafe「日向堂」さん。
おもちゃ屋さんや電気屋さん、そして布団屋さんなんかがあったりして、程よくノスタルジックで居心地の良い商店街です。
到着して足を踏み入れますと、レノン君がお出迎えしてくれます。テディベアのぬいぐるみみたいでめちゃくちゃ可愛いです。しかもおりこうさんです。さすが副店長です。
cafe「日向堂」さんの店内は、アットホームな感じがとても居心地の良い按配になっております。壁際窓際に並べられた動物はガラスに限らず、かわいらしいのや個性的な子たちで一杯でした。ギャラリーcafeということで、お茶はもちろんお食事もできます。
この時点で既にお腹と背中がくっついちゃうぞという感じだったのでありますが、今日は飛行機の時間が5時55分とちょっと早いので、30分ほど拝見して食事は諦めます。
「日向堂」さん、お邪魔しました。とっても気持ちの良い、素敵なギャラリーでした。
祐天寺駅から品川に向かいます。途中渋谷で乗り換えて...とここでふと「成田エクスプレス」の表示があるのに気付きます。
我ながら、なんて鋭い観察力。
空港に行くなら成田エクスプレスがあるではないですか。
表示に従ってホームへ急ぎます。
渋谷駅利用するのは一体今日何回目でしょうか。
ホームに着いて時刻表を見ますが、時間的に飛行機に間に合わない感じです。イマイチ良く分からないので、戻って改札の駅員に尋ねますが、やはり渋谷からではどうしようもないようです。無駄に時間を使ってしまいました。
しょうがない、諦めて品川まで行きますか...ということでホームで電車を待っていたところ職員が一言...
「あのー、我々の利用する空港は...」
顔を見合わせる二人。
「...羽田...、だよねぇ...」
えーっと、なんで成田エクスプレスだっけ？
うーむ、やはりロールケーキはひっくり返してみなくちゃ何もわからんよね、怖い、怖い。
もう、意味不明です。
品川までの予定でしたが、もうそのまま浜松町まで足を伸ばしてモノレールを利用することにします。
ちょっと疲れました。というかお腹減りました。
そのうえ、来た来たと思って飛び乗ったモノレールは後発のに追い抜かれました。
空腹で疲れて判断力も低下してきて、ぼんやり眺めるどんよりとした窓の外。
そういえば、映画「誰も知らない」で"スーツケース"を運んでたのはこのモノレールでしたっけ？
結局、昼食にありついたのは5時過ぎ。こりゃもう夕食ですね。
食事が終わったら、休む間もなくタラップで飛行機へ乗り込みます。
楽しい一日ではありましたが、少し疲れました。
下界は雨、飛行機は底に平らに沈んだ澱のような雲の上を滑るように走ります。
しばらく思考を停め、気流で揺れる座席に身を委ね、雨の神戸に着くまでひと眠りするといたします。
願わくば、明日の下界は動物園日和でありますように...
